オレ様が引き取ったCB750Four K4ですが、引き取り時点でフロントブレーキに引きずりがあってオーバーホールは確実だったので、早速キャリパーを外して分解に取り掛かりました。
CB750Fourの1ポッドキャリパーは、オレ様的には非常に簡単な作りなので固着とか無ければサッサと出来ます。
注意点は、ブレーキパイプの配管とブリーザーを先に一度緩めてから締めなおしておく程度です。こいつらは固着してなくてもキャリパーを外してから外そうとしても硬くてなかなか緩まないからです。
ブレーキパイプの配管を外すときはU字スパナではなく、クロウフットレンチかフレアナットレンチを使いましょう。U字スパナだとすぐにナメます。オレ様はクロウフットレンチ派です。
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次はキャリパーの裏側からの作業で、バックプレートを外します。ボルト2本で止まっているだけなので、うまいことスポークを避けて工具を通せば簡単です。ただ、こういう所のネジってたまに固着している場合もあるので固着してると結構苦労すると思います。
外したバックプレートとパッドはこんな感じでした。
少し汚れていますが、悪くないです。パッドの外周に赤いマークがあるので、純正パッドかな?減りもあんまりありません。
ポッド側はブレーキレバーをニギニギしてパッドを外してからブレーキパイプを外して取り外すんですが、こっちはかなり……
ギャー!海から拾ってきたみたいになってます!これじゃポッドが戻らないハズだよ。
ポッドを抜いたキャリパーはこんな状態です。
錆びてるのか?と一瞬思ったけど、アルミなんで赤錆は出ないから、グリースですかね?かなりタップリ塗ってあったみたいですが、そもそもダストシールの無いCB750Fourのブレーキにグリースって使っていいの?ダメな気がする……
ポッドも、べったりついた茶色のグリースのようなものを拭き取ると結構錆の跡があります。磨いて段を取ってあるっぽいので、フルレストア時に磨くだけで大丈夫と判断したんでしょうね。……大丈夫じゃねーよ!
このCB750Fourを譲ってくれた方は、とても良い方で大変お世話になったので、その方が乗っている時に深刻な事が起こらなくて本当に良かったです。
キャリパーの拭き取れる汚れを拭き取ると、何かがこびりついています。
掃除すると謎の汚れがザクザクとれます。
頑張って掃除していると、キャリパーの塗装もドンドン剝がれてきてとてもみすぼらしい物体になってしまったので、塗装しなおすべく全部剥離してやりました。
はー、すっきりした。もう、今日はココまでで力尽きました。次回はオーバーホール用の部品を手配してキャリパーの塗装ですかね。業者に出すとお金かかっちゃうので、全部自分でやる予定です。
しかし、塗装してある部品の塗装を全部剥ぐと「やってやったゼ!」感があるのはナゼなんだろう?
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