カワサキ 650RS W3整備

W3のオイル漏れを何とかしたい(2) ~謎のシムと痛んだスプリング~

 最近、「大変」と書いて「たのしい」と読む。みたいな感じになってます。何がって、W3のロッカーケースです。

 ロッカーケースのガスケットを交換するにあたって、「さて、ロッカーケースのオーバーホールもするか?」というのが一つの選択肢で、折角ロッカーケースを外しているんだから、オーバーホールするべきなものの、不具合的な理由が無いと「分解するのはちょっとなぁ」と思いながらロッカーケースを確認してみました。

スプリングがひしゃげて、ワッシャに噛みこんている

 これ、ロッカーシャフトの突き当りにあるスプリングとワッシャなんですが、明らかにスプリングがひしゃげています。ちょっとつついたら、ワッシャが噛んてしまいました。この時点でオーバーホール確定です。
 ロッカーシャフトを止めている袋ナットと、死ぬほど潰れたガスケットワッシャを外して、問題の部分を取り出すと……

ひしゃげたスプリングと傷だらけのワッシャ

 スプリングはひしゃげてピッチも狂ってるし、なによりシートワッシャが削れ込んでます。とても再利用できません。ロッカーシャフト2本ともこんな調子だったんだけど、こんなんなっちゃうモノなんだろうか?

 さらに、ロッカーシャフトを抜いた時に、でかいワッシャが落ちてきました。

ロッカーシャフトに入っていた謎のシム

 こんなのなんですが、何処を調べてもロッカーケースにこんなワッシャが使われている記述はありません。なのに、何故かロッカーアームの位置決めシムみたいな感じで挟まってました。

ロッカーシャフトに入っている謎のシム

 この赤丸の所に挟まってました。意味分かりません。

ロッカーシャフトに入っている謎のシムのせいでロッカーアームの位置がズレている

 確認の為に、ロッカーケースを仮組してヘッドに乗せてみると、シム分ロッカーアームとバルブがズレています。このシムは要らなさそうです。それとも、この時点でオレ様に気付けない何かの理由があるのかなぁ?

 さて、スプリングやらワッシャやら色々発注しないとです。基本的に、コマゴマしたものは一個も再使用できそうにありません。

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