発注していた部品が届いたので、早速キャリパーとマスターシリンダーに組み込んでみることにします。
今回、発注した部品はこんな感じです。

- 45521-MJ6-006 プレート ダイヤフラム
- 45520-300-000 ダイヤフラム
- 45530-377-305 シリンダーセット マスター
- 45526-341-000 ブッシュ R ハンドルレバー
- 45522-300-010 ブーツ マスターシリンダー
- 45110-300-003 キャップ ブリーダースクリュー
- 45108-300-003 シール ピストン
- 45107-300-003 ピストン
- 45151-300-000 シート パッド
なんと、全部純正部品で供給されていました。ありがたやありがたや。
まずは、キャリパーからいきます。前準備さえしていれば、CB750Fourのフロントキャリパーの組み立ては恐ろしく簡単です。シールをはめてからピストンを押し込むだけなので。ただ、ピストンを押し込む時に人によってマチマチなやり方があるようです。オレ様の場合はキャリパーの種類や車両の使い方によって組み方を変えます。
CB750Fourはダストシール(ブーツ)無しの1ポッドで、使用頻度はそれほど頻繁ではなく、雨の日に乗る事もないのでグリースは使いません。とはいっても、新品のピストンに薄く油分はついているんで、それで十分です。ただ、組み付ける時や、エア抜きの時にシールが引っかかるのは嫌なので、ブレーキフルードを先に潤滑剤代わりに塗布しています。

こんな感じでシール全周にフルードを馴染ませます。これだけでもシールの座りが良くなった感じがします。
あとは、ピストンを押し込んでシートパッドを乗せれば終了です。

シートパッドとピストンの合わせ面には耐熱性のブレーキグリースを薄く塗りますが、それ以外はドライです。「時々しか乗らない、雨の日乗らない、頻繁にメンテ」の予定なので、これでいいでしょう。グリースが無ければ、グリースが乾いて固着することも無いですしね。
ところで、シートパッドとピストンって、かなりガバガバなんですね。元々ついていたシートパッドとピストンはガッチリ組み付いていて分離不可能だったので、万力で圧入するものとばかり思ってました。ちょっと拍子抜け。
次は、マスターシリンダーにいってみましょう。
マスターシリンダーはちょっと厄介です。といっても、今どきのオートバイのマスターシリンダーと変わりません。

こいつ等を組み付けていきます。
ロッドにコムのシールを通すのがちょっとキツ目ですが、薄くグリースを馴染ませて押し込めば入ります。あんまりキツいとビニールを被せて滑り込ませたりもするんですが、そこまでのキツさではないです。シールのゴムも柔軟で、写真でいうところの、シャフトの左側から難なく差し込めました。

こんな感じですね。シールより内側になる部分はキャリパー同様潤滑無し(ブレーキフルードのみ)でいきます。逆側のダストブーツが付く方は、薄めにグリースアップしておきます。キャリパーと違ってダストブーツに保護されるので、グリースが悪さしてしまうことは無いでしょう。
あとは、これらをマスターシリンダーの中に収めれば完成です。クリップを押し込むのがちょっと面倒ですが、ピストンを押し込んでやってから首の長いスナップリングプライヤーで押し込んでやれば入ります。ちなみに、オレ様は先端1.5ミリのフジヤのスナップリングプライヤーを愛用です。

以上で、机の上でやれることは完成です。
グリースは2種類を使い分けています。キャリパー側でグリースを使う時はブレーキ用の耐熱グリースが必須です。
あとは車体に乗せてエア抜きなんですが、世の中は台風の上、昨日オレ様は腰を謂わせてしまって、車体取り付けはまた後日ですな。
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