【2023年12月迄のご購入者様へ】「AIセミトラ・イグナイター」バージョンアップのお願い
ホンダ CB750Four K4

CBのチョーク調整と同調

 実は、前々からCBのキャブレターのチョークが合ってないのが気になっていたのでキャブレターを下ろしてチョークを合わせなおしました。最近キャブレターのセッティングも変えているのでついでに同調も取り直しました。

 毎度慣れた作業でキャブレターを下ろします。CBのキャブレターの脱着はとにかく簡単なのでお手軽作業です。Zもこれくらい簡単だといいのになぁ。

 チョークのズレは僅かなので実は始動にはそんなに影響がないレベルです。気になるっていうだけです。

 ロッド1回転分位のズレで、キャブレター外すたびに気になって仕方なかったところです。今まで散々キャブレターを下ろしているんだから、本来ならとっくに治してるところなんですが……

 写真の通りチョークのリンクロッドを止めているのが割りピンなんです。当然外したら新品に交換しないといけないんですが、それが中々面倒というか勝手は悪いし次から次へと新しい割りピンを使うハメになるんであんまり好きじゃないんです。
 そこで、割りピンやめてRピンで試してみようかなっと。

 近所のカインズで買ってきました。これが使えたら簡単に抜き差し出来て良さそうでしょ?
 早速、割りピンを全部Rピンに変えて問題ないか確認してみると1か所だけRピンの足が干渉する部分があったのでRピンの足をニッパーで切って短くしました。

 これで割りピンの代わりにRピンが使えます。脱着も簡単だし、再利用も出来るし、いい事だらけです。

 Rピンのお陰で仮組・調整が簡単に進められてチョークの調整終了です。

 次はキャブレターを車体に乗せて同調をとります。

 CBの負圧取り出し口のネジって1,4番はいいけど、2,3番って手が入りにくくてネジの脱着が凄く面倒です。必ずネジを落とすので、いつもキャブレターの下にタオル敷いてネジをエンジンの隙間に落とさないように気を使います。ニップルにしてくれればいいのになぁ。

 同調は僅かにしか狂ってないです。僅かなズレも出来るだけ追い込んでおきますが、元々のエンジンが結構ガシャガシャなので、そんなにキッチリ追い込んでもアイドリングが安定する訳ではありません。この程度のズレだとキッチリ合わせても変化無かったです。

 一通り作業が終わって、軽く試運転に出て特に問題が無いのを確認して今日の作業は終わりなんですが、やっぱりCB用のAIセミトラ・イグナイターはW1SA/W3用とは乗り味というか、ノーマルとの違い方が全然違います。W1SA/W3用って露骨に点火系が良くなった感があって、始動から走り、力の出方まで乗った瞬間にハッキリ分かる程違うんですが、CB用はそういう意味ではかなり微妙です。追い越しや中間加速がちょっとトルクが増した感がある分滑らかに感じなくもないんですが、それ以外は「で?」っていう位CBです。あと、アイドリングレベルの所のバラつき加減は、もしかしたら好みの差が大きく出てしまうかもしれません。ちなみに、CB用のAIセミトラ・イグナイターでは節電効果が一番大きくなるのは理論値上は1,000回転あたりです(AI次第で少し変わります)。
 ……試走会やろうかな?

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