【2023年12月迄のご購入者様へ】「AIセミトラ・イグナイター」バージョンアップのお願い
ホンダ CB750Four K4AIセミトラ・イグナイター

「AIセミトラ・イグナイター for CB」の配線方法

 「AIセミトラ・イグナイター for CB」の取り付けについてですが、取扱説明書の配線イメージ図の回路が成り立つように取り付けるだけなんですが、オススメの簡単取り付け方法があるので紹介します。なんと!工具は10ミリのレンチしか使わないし、燃料タンクの脱着みたいな面倒なことも必要ありません!

コンタクトブレーカーとコイルの間に割り込み

 まず、コンタクトブレーカーからコイルまでの間の配線を見つけて、AIセミトラ・イグナイターの配線を割り込ませないといけないんですが、これは、エンジン後方でリヤタイヤの前あたりに、コンタクトブレーカーからの配線がメインハーネスに接続されるギボシ端子があって、アクセスが簡単です。

 写真のようにエアクリーナーボックスを開けてエアクリーナーを外すとアクセスできます。キャブレターに繋がっているエアクリーナーボックスの上半分は残したままで大丈夫です。

 この赤丸部分ですね。ここにコンタクトブレーカーと繋がる黄色と青色の配線がきていて、メインハーネスに繋がってます。これを外してAIセミトラ・イグナイターの配線を割り込ませます。この位置に配線を割り込ませると、配線長も十分に余裕があり、また高電圧ノイズの出るコイルからも離れていて安心です。

電源

 電源は、左サイドカバーのヒューズやレギュレーターなんかのある部分から取り出せます。

 この部分は電装関係が集中していて、K4だとこの部分のメインハーネスから黒い配線が出ていて、それが電源線として使えます。AIセミトラ・イグナイター配線の黒い配線を割り込ませる感じで接続します。
 AIセミトラ・イグナイターの電源は、マイコンの駆動とLEDの点灯に使う程度なので、多分0.1A程度の僅かな電力しか必要がないので、ETCやドラレコなんかの配線を足しているのであれば、そこに割り込ませても問題ないです。

アース

 AIセミトラ・イグナイターの配線の中でも他の配線よりワンサイズ太い緑色の配線です。この配線は、2つのコイルの電流がモロに乗っかって来るので、フレームやバッテリーのマイナス端子のようなしっかりとアースの取れる所に接続する必要があります。バッテリーのマイナス端子に接続するのがオススメですが、フレームでも大丈夫です。

 フレームのアースポイントに接続している例です。唯一ここだけは工具を使わないと取り付けできません。写真の状態だと、本来のアース線に加えて色んなアースも引いてきているので、あんまり良い状態ではないですが、まぁ、それでも今の所問題は無いです。

 こんな感じで配線すると、とても簡単です。工具を使うのはアース線の接続だけだし、車体から外す部品もエアクリーナーとサイドカバーだけで済みます。慣れていれば10分とか15分とかで出来ちゃうんじゃないでしょうか?
 あとは、AIセミトラ・イグナイターの本体ですが、バッテリーの上にでも乗っけておいて全然問題ありません。

 「わっかんねーよ!」という方!もう、ドンドン質問してください。何処までも説明させていただきます!

コメント一覧

  1. ノリダー より:

    先日ヤフオクで落札したものです。
    本日受け取り、早速取り付けて始動確認までしました。
    この記事を参考にギボシを抜いて用意しておいたので、仮に接続して始動確認したあと取付けしました。
    配線にコルゲートチューブをかぶせたのと、電源をコンタクトブレーカーのギボシと同じ位置にあるブレーキランプから分岐したのが、記事と違うところです。
    あと本体をバッテリー上(みなさんがETCをよくつけているところ)にバッテリーバンドにインシュロックで付けました。
    今日はここまでですが、乗り出すのが楽しみです。走ったあとには感想などレポートします。
    ありがとうございました。

    • オレ様 オレ様 より:

      コメントありがとうございます。

      今週末あたり暖かそうなので、雨が降らなかったらオレ様も少し纏った距離を走ってみようと思っています。

      後日ブログ記事にしようと思っているんですが、CB版のAIセミトラは、アイドリングレベルの所でバラつきが出やすくなってしまう車両があるようです。これは、カムチェーン、プライマリーチェーンの弛み、クラッチハブ周りのガタが影響しているっぽく、AIセミトラがエンジンのバラつきをライダーがアクセルをいじっていると勘違いしてしまう事から起こっている現象みたいです。
      もし、この辺の動作が気になってしまう場合は、プログラムを書き換えて節電動作をやめることで解消するので、ご連絡ください。ただ、折角の節電が効かなくなってしまうので微妙なご判断になってしまうと思いますが……

  2. ノリダー より:

    こんにちは。
    製品を取付後、160キロ程度乗りました。
    正直ポイントだけの時との差は感じることができませんでした。
    そして気になる症状があります。
    加速中ときどき失火したようなガクッとなることがあります。
    出る時と出ない時があり、何速でとかアクセルの開け方とか、一定の条件がなく症状が出る時があります。
    バイパスコネクタでポイントだけにすると全くないのですが、セミトラにすると再発します。
    車体は、エンジン完全OH直後で、いま500キロになったばかりのナラシ中です。
    キャブも同様に完全OHしています。燃料はハイオクです。
    乗り方でしょうか、相性でしょうか、何か改善策はございますでしょうか。
    曖昧ですみません、どうかよろしくお願いします。

    • オレ様 オレ様 より:

      ご感想ありがとうございます!

      ご指摘の通り、CB用は乗り味自体は殆ど変わらないんです。回転数を上げた時に負荷をかけると、うっすら「力が出たかも?」と感じる程度です。
      W1AS/W3用だとかなり乗り味が変わるんですが、CB用はそんな事ないんです。多分、どんなセミトラもCBに取り付けると似た感じになると思います。

      それから、加速中に時々失火するような感覚があるとのことですが、慣らし運転中というのも考えると燃料が濃い可能性と、イグニッションコイル/ハイテンションコード/プラグキャップの何処かに抵抗がかかってしまっている可能性があります。
      AIセミトラ・イグナイターは、節電動作の為にだいたい2,000回転を下回る低い回転数の時にコイルへの通電時間(ドエルタイム)を絞ります。この絞り加減をAIで調整しています。もちろん、絞るといっても点火に影響を与えない程度に絞るんですが、このAIが調整している状態で燃料が濃いまま常用していたり、イグニッションコイルやハイテンションコードがAI期待する性能を出せていないと、プラグが燻り状態になって加速時にカクッと来ることがあると思います。キャブレターがオーバーフローになった時なんかもご指摘のような症状になりました……が、これはポイント点火にしても再発してたから違うか……
      あとは、オレ様の設計がポンコツかもしれない……

      ご提案ですが、多分お互いの所在はそんなに遠い所ではないと思いますので、お時間が頂けるのであれば、慣らし運転が終わった後にでも一度症状を見に伺わせて頂ければと思いますが如何でしょう?一緒に走ってみて、プログラムの書き換え等で対応できればと思います。

      • ノリダー より:

        こんばんは。
        ご返信ありがとうございます。
        私のクセでしょう、回転数にくらべアクセルを大きく開ける、負圧が大きい乗り方ではなく、回転に合わせ最小限のアクセル開度で操作するタイプです。
        市街地でも加速も減速もしないいわゆるパーシャルで乗るタイプですので、ご指摘の通り点火栓がくすぶっているのが原因かもしれません。
        ノーマルポイントでは感じない失火が、セミトラによりハッキリ出ているのだけかもしれません。
        市街地でも開けて閉めてといった感じで、言い方悪いですが雑なアクセルワークでは支障無いのかもです。
        それがしが性能の向上にお役にたてるのであれば、仕事や家族サービスの合間になりますが、協力をおしみませんのでメールにてご連絡ください。
        よろしくお願いします。

        • オレ様 オレ様 より:

          本当に、ご意見いただけるとありがたい限りです。
          何しろ一人で試行錯誤していると、どうしても視野が狭くなってしまい、ご迷惑ばかりかけてしまいます。
          オレ様的にはオレ様が作った物は常により良くしたいと考えているので、ご意見いただけるのは感謝感謝です。

          とりあえず、詳しい事はメールさせていただきますので、もし届いていないようでしたら、迷惑メールボックスをご確認頂ければと思います。