AIセミトラ・イグナイター

W3/W1SAのAIセミトラ・イグナイターはキャブレターリセッティングの必要がある場合があります

 W3/W1SAのAIセミトラ・イグナイターをご購入いただいた方から、「4,000回転付近で失火することがあるよ~」というご連絡を頂いたんですが、こちらからメールを送信しても戻ってきてしまう状態なので、ブログにて回答させて頂きます。

 症状としては、「4,000回転付近で時々失火する。ただし、ポイント点火に戻すと正常に動作する」というものです。

 3,000~4,000回転付近で失火する場合、多くはキャブレターのリセッティングで治ります。AIセミトラ・イグナイターでは、その点火特性上、ノーマルのポイント点火より早く火花が出てしまいます。ノーマルのポイント点火だとゆっくり火花が出てくるのに対して、トランジスタ点火は火花の立ち上がりが良いのが原因です(もちろん、ワザと火花を遅らせる設計も可能ですが、それは面白くないですよね)。これは点火タイミングが変わっているのと同じで、キャブレターのリセッティングが必要になります。
 また、キャブレターのボディー、ニードル、ニードルジェットの摩耗による燃調の狂いも影響しているようです。
 こんな時は、エアスクリューを1/8~1/4程度左に回して燃料を少し薄くすると失火が収まります。

 お手数ですが、「失火するよ~」という場合は、お試しください。

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