CB用のAIセミトラ・イグナイター作成の最後の追い込みで、最近は、CBで都心を流してみたり、通勤に使ってみたりしています。
オレ様は、片道35キロの首都圏オートバイ通勤をしているんですが、オレ様が思うに、この首都圏通勤ってオートバイにはかなり過酷な条件の積み重なりだと思います。フル加速からフルブレーキで停止して、そのまま渋滞で動けず、やっと動いたら凄いノロノロとか、ぐいぐい加速させて流れに乗らなないといけないとか。更に、何も見ないで突っ込んでくる車を全力で避ける為の、かなり無茶なシフトチェンジや車体の振り回しに急加速急減速なんか。ぶっちゃけ、「殆ど曲がらない」以外は、世界一過酷なんじゃないかと思います。なので、オートバイを通勤に使うと、そのオートバイの弱い所が露骨に出てきて、場合によってはガンガン故障しまくります。
CB用のAIセミトラ・イグナイターも、最後の追い込みに、そんな過酷な通勤に導入です。
本当は、ドライブレコーダーで撮ってる走行中の動画をアップしたいんですが、何故か前方カメラの映像がうまく撮れてなくて、動画は無いです。今日も、通勤＋クソ暑い真昼間に、皇居周回したので、走行動画載せる気満々だったんですが、かなり残念です。
さて、肝心のCB用AIセミトラ・イグナイターの感想ですが、オレ様的には十分な所に来たと思います。
まず、エンジンの始動性が抜群に良くなります。これは、どんなセミトラでも同じですが、一発目の上死点から、元気な火花がシッカリと出るので、燃料さえ届いていれば、エンジンがかかってしまいます。例えば、ノーマルだとエンジンがオーバーヒート状態で一旦エンジンを止めて再始動しようとすると、セルが重くてゆっくりしかクランキングできず、始動できないなんて事がありますが、そんなマトモにクランキング出来ない状態でも、上死点を超えればエンジンが始動します。キック始動も同様で、ステップの上に立ち上がって、勢いよくキックペダルを踏み下ろす必要はなく、普通に車体にまたがって、適当にスコスコっとキックペダルを踏み下ろせばエンジンが始動します。
それから、テストの為に、ワザと燃料を濃い目にしているオレ様のCBだと、エンジンが焼けてくると1,500回転位の極低速で稀にドン付き感があります。あと、電圧が凄く落ちてくると、やはり極低速でギクシャク感があります。この辺は、ノーマル点火も同じなので、そういう乗り物なんでしょうね。その代わり、回転数を上げたり、ヘッドライトを消すといった節電をしたら速やかに正常化するので、ノーマル点火よりは対処のしようがあると思います。
更に、中回転域は、少しトルクが太った感があります。感覚的なものなので、実際の数字的にどうなのかは分かりません。ただ、オレ様のCBの燃料濃い目のセッティングだと、燃焼性が良くなるのか、追い越し加速のような中間加速に余裕ができた感じがします。
そして、高回転域ともなると……ノーマルとの差が分かりません。まぁ、とにかくモッサリとした重たい感じで、AIセミトラ・イグナイターでも、それはそのまんまという感じですね。わざわざ高回転域のドエルタイムを伸ばして点火力を強くしているにも関わらず、オレ様的体感の差は感じられませんでした。コレに関しては、その昔、POPのジー様もカムを変えるしか無いって事でカムを作ってましたから、そういう事なんだと思います。ただ、もしかしたら体感できる車体やライダーもいるかもしれませんよ？
こんな感じですが、やっぱり、エンジンを綺麗に回すというか、点火系でエンジンを正すには、フルトラが正解でしょう。ただ、そうは言っても、やっぱり低回転のバラつき感や、中間加速の荒っぽさなんかを味として考えると、セミトラに落ち着くのもやはり正解だと思いました。
最後に、AIセミトラ・イグナイターだと、アイドリング中のような極低回転だと、節電効果もかなり期待できます。
CBのようなフィールドコイル式の発電機は、フィールドコイルにどれだけの電圧がかけられるかで発電量が大きく変わってきます。どういうことかというと……
バッテリーが弱る → フィールドコイルに送る電圧が下がる → 発電機の発電量が落ちる → 更にバッテリーが弱る → 更にフィールドコイルに送る電圧が下がる → 更に発電機の発電量が落ちる
といった負のスパイラルに陥るんです。なので、「常に発電量が下がらないように心がける≒発電回転数を維持したり、積極的に節電たり」が重要なんです。
信号待ちみたいな回転数を上げられない時なんかは節電するしかなく、ヘッドライトを消したりブレーキを放してブレーキランプが点かないようにするんですが、AIセミトラ・イグナイターだと、このブレーキランプ並みの電気が節電されます。実は、こっちの方が目玉機能だったりします。
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