CB750Four キャブレターのオーバーフロー

　大急ぎでとりあえず走るようにしたCB750Fourですが、結局キャブレターのオーバーフローは止まらずに一度分解して組みなおしました。それで、ポタポタ流れるようなオーバーフローは解決したんですが、それでもまだ微妙に漏れてきます。

　赤丸の3番のオーバーフローチューブにちょっとだけ燃料が溜まってます。出てくる燃料の量は本当に僅かで、滴ることは無くこのまま気化する程度です。ビュンビュン走っている時は燃料もジャンジャン使うので走りにほぼ影響ないんですが、止まっている状態が多くなると次第にオーバーフローしてくるようで、マフラーの中でボンボンいい始めます。

　で、そのまま放っておく訳もなく治すんですが、既に一度分解して組みなおしているにも関わらずのこの状態なので、オーバーホールキットの部品のせいなのか、キャブレター本体の不具合なのかを見極める為に3番と4番のフロートバルブキットを入れ替えました。これで4番がオーバーフローすればオーバーホールキットの問題だし、3番がオーバーフローすればキャブレター本体かフロートとピンの問題と絞り込めるかなぁっと。
　組みなおして燃料がもう無かったので近所のガソリンスタンドまで渋滞の中走って、これでオーバーフローチューブの様子を見ればどっちが悪いのか分かるはずですが……

　なんでかなぁ……治ってしまいました。
　実は、フロートバルブキットを入れ替えている時に気づいたんですが、バルブジェットの方のガスケットがアルミ製でちょっと座りが悪かったんですね。それで、一度ガスケットを外してひっくり返してから座りに十分注意して組みなおしたんです。多分、それのせいでしょう。
　ちなみに、今回使用させて頂いたオーバーホールキットは闇屋さんのもので、純正だとこのガスケットの部分は、茶色の紙みたいなヤツです。どっちが優れているかは分かりませんが、闇屋さんのフロートバルブは今時のオートバイのフロートバルブの流用のようで、バルブ先端部分がゴムのものです。純正だと全部金属のフロートバルブなんですが、オレ様的には今時の先端がゴムの方が密着性がいいんじゃね？と闇屋さんのキットを選んでます。この部分は未だに純正部品も出ますし、闇屋さんのキットのように今時な上に割安なキットを使うのも全くアリだと思います。特に闇屋さんのキットは簡単ですが分かりやすい説明書もついていたので、サービスマニュアルが無くても組むのが簡単です。

　ところで、オーバーフローチューブですが、オレ様の場合、出来る限り、条件が許す限り、透明の耐油チューブ を使います。
これは、オーバーフローしている時に一目瞭然で何番から漏れているか、どの程度漏れているかが分かるのと、極僅かな漏れでも見逃さない上に漏れ傾向にあるホースがガソリンで変色して状態が分かりやすいからです。
　CB750Four純正だと、ただの黒いホースで燃料がドバドバ漏れないとオーバーフローには気づけませんが、これなら良くないですか？ホース1本まで純正という考え方ももちろんありますが、ホース位機能で選んでも良いんじゃなかろうか？とも思います。
　そういや、純正がただの黒ホースだったのはなんでだろう？当時は耐油のクリアホースが無かった？いやいや、確かW3の純正燃料ホースってクリアホースだったよな……。なんででしょうね？気になるなぁ。