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カワサキ 650RS W3整備

燃料コック修理

W3の燃料コックって、初期の頃のZ1やZ2と同じねじ込み式の燃料コックです。ザッパーみたいに今どきの燃料コックと互換があれば(GPZ900R系の燃料コックが使える)いいんですが、そういう訳にはいきません。基本的に分解整備をしながら使い続けるしかありません。それでも将来の不安を考えるとストックが欲しいと思ってボロいコックを安く入手して使えるようにしました。

赤丸の部分、穴空いてます

これ、真鍮でできたパイプで、この先端にストレーナーがついていて、コックONの時はこのパイプの先端から燃料がキャブレターに落ちていきます。
その根元に穴があいていると、常にリザーブ状態になるうえに、ストレーナーが無くてゴミがジャンジャン流れちゃいます。

これ、径のあう真鍮パイプを切り出して交換すれば解決なんですが、実は、先端につけるストレーナーがありません。とうの昔に部品が出なくなっているようです。代わりにオレ様の手元にあるのは、よく似た形のスズキのストレーナーが。ただ、径が合いません。スズキの方が1ミリ大きいです。そこで、ちょっと加工!

こんな感じでワンサイズ大きい真鍮のパイプを先端に被せてから、ステンレス半田でくっつけてやりました。

うん、バッチリ。上物ストック部品の完成です。

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