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カワサキ 650RS W3整備

W3のチョークワイヤーを交換する

 前々から気になってたんですが、W3のチョークワイヤーがだいぶヘタっているので交換しました。

痛んだチョークワイヤー

 中のワイヤーそのものは、それ程ひどくも無いんですが、外皮が削れ切って中の金属が出てしまってる部分なんかもあります。

 交換するワイヤーは、ストックしている中古のワイヤーの中から、ソコソコ綺麗なものを引っ張り出して交換します。旧ワイヤーには、チョークバルブがくっついているので、移植します。

チョークの仕組み

 汚れで結構ガビガビになっていて、ブーツが切れているせいで、ネジの部分は汚れで渋かったです。真鍮のようなので、パーツクリーナーと潤滑剤を交互にかけて少しづつ緩めました。この部分はブーツが被っていて、今時は舗装道路ばかりで田んぼのアゼ道なんか走らないんだから、ブーツは要らないんじゃないの?と思いましたが、やっぱりブーツが無いとダメそうです。

 新しいチョークワイヤーは、出来るだけ燃料コックに干渉しないように、曲がり方向を思いっきり内側に向けてみました。
 チョークワイヤーの交換は、「キャブレター本体を外して回さないと……」という話しもありますが、ネジの部分や連結の部分が固まってなければ、キャブレターを外さなくても、ワイヤーをクルクル回して交換する事が出来ます。

 最後にチョークの遊びを調整します。

 だいたい、こんなもんでしょうか?左右のキャブレター共にだいたい同じ感じの遊びに調整してから、チョークレバーの所の調整ネジで微調整して完成です。

 ところで、今回、手持ちの中古のチョークワイヤーを使いましたが、実はメーカー純正新品のチョークワイヤーも持ってます。

新品のチョークワイヤー

 これ、前の前のオーナーさんから代々受け継がれてきたストックパーツなんですが、今回は使用せずにストックのままにしました。ナゼって、ラストエリクサー症候群を発症してしまってねぇ。

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