だいたいSM発信器カワサキ 650RS W3

【SM発信器】テスト回路を作って観察

 善は急げと云わんがばかりに、大急ぎでSM発信器のテスト回路を作って、テスターとオシロスコープでキャプチャーしてみました。
 実は、一番苦しんだのは回路じゃなくてメーターを駆動するモーターとワイヤー部分で、ありあわせの物と、3Dプリンターの力を借りて、こんなのを用意しました。

テスター

 モーターは、ラジコン用モーターで、通常0V~7.2V位の間で使用するものです。7.2V掛けると恐ろしい勢いで回りますが、電圧を下げると素直に回転数も下がる扱いやすいものです。スピードメーターに差し込む部分は、作業用にストックしていた真鍮の角棒を削り出し、モーターとの接続部分は3Dプリンターで打ち出してみました。これをメーターにつないで1.2Vの乾電池で回すと110km/h位の所にメーターが行くので、テストに使うにはバッチリです。

オシロスコープ

 作業デスク周辺はオレ様にしか理解できないぶっ散らかりぶりですが、こんな感じでテスターとオシロスコープと睨めっこです。
 結果、大体の動きは把握出来ました。古い電気回路だけあって分解しなくてもSM発信器内で何をしているかも大体想像つきました。まぁ、何というか、機械式レギュレーターからくる電圧の異常でトランジスターに負荷がかかりやすい構造なんだろうなぁ……

 次は、テスト回路を作ってみます。堅牢性と柔軟性を考えると、それなりに保護を効かせた回路の上でPICを使って作るのが良さそうかなぁ。

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