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カワサキ 650RS W3整備

W3のオイル漏れを何とかしたい(3) ~ロッカーケースの組み立て~

 ロッカーケースを組み立てるのに必要な部品が揃ったので、ロッカーケースを組み立ててきました。

ロッカーケースとその部品

 ロッカーケースをバラバラにすると、こんな感じになります。正直、部品点数は少なくて簡単な作りです。
 この中で再利用できなかった部品は……

・ロッカーシャフトの端のOリング2本
・ロッカーアームを押えるスプリング4本
・スプリングのシートワッシャ2枚
・袋ナットのガスケットワッシャ2枚

でした。

 とりあえず、組み立てる前に気になるのは、ロッカーシャフトの摩耗具合なので、簡単に測っておきます。

ロッカーシャフトのサービスリミットは12.90なので、まだ余裕

 サービスリミットが12.90で、一番痩せている所で12.93~12.94位だったので、全く問題ないでしょう。
 あと、ロッカーシャフトのオイル穴を下に向けたいので、マジックでマークしておきます。

ロッカーシャフトのオイル穴を下に向けたいので、オイル穴の反対の位置をマジックでマーク

 オイル穴の反対側にマークしたので、マークが上に来るように組み立てればOKです。

 組み立て自体は、手が油だらけで写真は撮ってないですが、基本的にそんなに難しくはなかったです。ただ、ロッカーアームを押えるスプリングのテンションが結構高い上に、右と左でスプリングにかかるテンションが全然違います。

 同じスプリングなのに、右の袋ナット側の方がかなりスプリングのピッチが詰まってます。当然、入れる時は結構きついです。特にシートワッシャを入れて、上手にスプリングを座らせるのが手間がかかりました。この違いはなんか意味あるんですかね?

 そんな事をモヤりながら、一応、組み立ては完成です。

組み立て完了
オイル穴の位置も問題無し

 ロッカーシャフトの向きも、予定通りオイル穴が下を向くようになってます。袋ナットを締めると共回りするので、ちょっと手間取りましたが、ダブルナットの要領でロッカーシャフトを固定すれば問題なくできました。

 あとは、いよいよ車体に戻すわけだけど、その前にシリンダーヘッドにエンザートを入れなければ。

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