ランチア デルタ整備

デルタのオイル交換

 ランチア デルタの車検が近いんで、点検ついでにオイル交換をすることにしました。前回のオイル交換は……いつだっけ?コロナ前の筈で、6年は経ってる気がする。その間、殆ど乗ってないどころか、エンジンかける事も滅多に無かったんだけどね。

 長い事エンジンかけてなくて、オイルはぜーんぶ下に落ちてるハズなんで、手で押して車両の鼻っ面をガレージの外に出してから、オイルパンに手が届く所までジャッキで上げます。

 でかいヘックスでドレンボルトを外します。

 ドバーっとオイルが出てきます。
 光の加減で真っ黒く見えるけど、距離走ってないんでそんなに汚れてないです。ちなみに、デルタのオイルはメチャクチャ沢山入ってるんで、6.5Lの廃油受けじゃないと受けきれません。

 オイルを落としてる間にドレンボルトの取り付け準備をします。デルタのドレンボルトってすごく変わってて、写真の通りのでっかいイモネジなんです。でもって、イモネジなんでガスケットになるようなワッシャが無くて、代わりにシールテープを巻くんです。かなり変でしょ?

 イモネジのドレンボルトは、こんな感じで何となく適当な所までねじ込むようになってます。調子に乗ってガンガンに締めるとオイルパンの中に落ちるまで締められるらしいんですが、その前に結構な力が必要になるんで、その辺は適当な力加減の所でやめておきます。
 何ともオイル漏れしそうで心もとないドレンだけど、これでオイルは漏れないんですよ。もっとも、エンジンのそこら中からオイルが滲む仕組みなんで、ちょっと位オイルが出ても気にもならないんだけどね。

 次はオイルエレメントの交換なんだけど、これが地味に面倒くさい。
 赤丸の所の黒いのがエレメントなんだけど、これ本来は手前にバッテリーがあって、バッテリーを外さないとアクセスできません。しかも、バッテリーを外してないと、エレメントをエンジンルームから取り出せないんです。まぁ、全く隙間が無いんですよ。

 あとは、オイル入れて終わりなんだけど、この辺で写真をことごとく撮り忘れてます。
 デルタは、フィラーキャプを外すのが凄く難しいのと、5.5L位オイルが入っちゃうのが特徴的な所かな?フィラーキャップに関しては、普通のネジ型じゃなくて、Oリングを使った構造になってて、このOリングが引っかかって異常に外しにくいんです。多分日本製の伸縮性のいいOリングに交換すれば多少マシになると思うんだけど……まぁ、そのうち試すか。

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