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ランチア デルタ整備

パワーウインドウの動きが悪い時

これ、ランチア デルタのパワーウインドウスイッチです。
モノ凄くショボい作りのスイッチです。
なんで外したかというと、パワーウインドウの動きがアヤシくなってきたからです。

デルタのリレーやスイッチといった接点関係は呆れるほど弱いです。
オレ様のデルタも何年も前から運転席側のパワーウインドウの動きが怪しくなってきて、動いてみたり、まるで動かなくなってみたり、途中で止まってみたりとかするようになってきていました。年々症状が悪化してくるんで、「接点不良だなぁ」というのは長年の経験と勘で感じるものの、問題は何処の接点がダメなのか……ということです。
動くときはちゃんと動く=モーターは大丈夫そうなんで、スイッチ本体か、ドア内に向かう配線のカプラーあたりが怪しいんですが、デルタも3台目にもなると心当たりがあるもんです。

これ、パワーウインドウスイッチの裏側です。この端子、銅製です。
この写真の端子は既に磨き済みなんで綺麗ですが、銅の端子は酸化して真っ黒くなります。ピカピカの10円玉がすぐに真っ黒くなるのと同じです。真っ黒の酸化皮膜はかなりの抵抗になって(だいたい10Ω位の抵抗になってました)パワーウインドウみたいな大電流を使うものは動かなくなります。

日本車だと銅丸出しの端子なんて無くて、メッキしてあったり、そもそも酸化しにくいアルミ合金や真鍮の端子を使います。だから、こういったトラブルは起きません。
同じイタリア製の車でも21世紀の車は日本車と同じようで、いわゆる電気系統のトラブルは激減しているみたいです。

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