【2023年12月迄のご購入者様へ】「AIセミトラ・イグナイター」バージョンアップのお願い
ランチア デルタ

ヘッドライト点灯パターンの違い

デルタは古いイタリア製輸入車なので、日本に輸入販売する時に日本の法律に合わせて輸入商社が仕様を変えていたりします。その一つがヘッドライト周りの灯火類だったりするんだけど、これがまたヘンテコリンなんだよね~。

オレ様のデルタは、本国仕様のロービームがプロジェクターランプになっているものにアッセブリで交換したものなんだけど、点灯のパターンは日本仕様になっています。
(ちなみに、日本仕様は91年製16Vと同じ外側のライトが大きくてH4バルブが入っているものです)

こんな感じで、4灯とも同じサイズで外側のロービームがプロジェクター。
同時期のBMWやフォルクスワーゲンなんかもこんな感じでしたね。
(つまり、ヘッドライトレンズを割っちゃった時の部品取りに使える)

ポジションランプを点灯すると、こんな感じになります。4灯の内側(ハイビーム)の豆電球が光ってる状態です。
ちなみに、この状態でフォグランプも点きます。

ヘッドライトを点灯すると、こんな感じになります。4灯の外側のプロジェクターがH1のロービームです。
一見、4灯全部点灯しているように見えますが、内側のハイビームはポジション用の豆電球がついてるだけなんで、内側は薄暗く点いてるだけです。

と、ここまではいいものの、ハイビームを点灯すると、ロービームが消えてしまいます……
実走行的には別に普通でも、見た目はなんともカッコワルイ。

日本仕様ではHI/LO同時点灯しません。

ところが、イタリア本国仕様だとハイビームにしてもロービームが消えたりはしません。

ついでにフォグランプも点けてみました。

これ、配線一本切るだけで日本仕様からイタリア本国仕様に切り替わります。
助手席足元のダッシュボード裏にライト関係のリレーが集まっていて、そこにコラムからハイビームの配線を引っ張って切り替えてます。輸入商社が後から機能を追加しているものなので、これ見よがしに下手な配線を通しているんで、助手席の足元からダッシュボードの裏をのぞき込めばすぐに分かります。
今まで92年式ランチアデルタを3台乗ってきて、3台とも基本的に同じなものの、この配線の色と取り回しは違っていて黒だったり赤だったり黒と赤の2本が通っていたりと適当に余った配線で作業したのか?と言いたくなる程違います。
ちなみに、オレ様のデルタは、その部分には黒い配線と赤い回線が本当に適当に増設された感じでブランブランしていて、黒い方を切るとイタリア本国仕様になります。
もちろん、イタリア本国仕様では公道NGなんで、これはガレージで眺めて楽しむ時用です。が、そもそも、 イタリア本国仕様が法律的にアウトなのがモヤっとします。ヘッドライトは車幅が分かるようについていて、正しく配光されていればライトの数なんてどうでもいいと思うんですがね。

そうそう、ライト周りと言えば、フォグランプの点灯パターンも3台全部違いました。ハイビームにしないとフォグランプが点かないものもあれば、ハイビームにするとロービームと一緒に消えちゃうものもあったりと、車両によって違いがあり、なかなかの大雑把ぶりです。

コメント一覧

  1. 山田 誠 より:

    こんにちは。やっとこの点灯パターンの投稿を見つけました。じつは1992年に購入したEVOⅡですが、当然ながら新車時は日本仕様のヘッドライトがついていました。イタリア仕様に変更するとロービームが消えてしまい、困ったのを覚えています。その当時はリレーでヘッドライトチューンが流行っていましたから、ロー、ハイ、両方のリレーに信号を伝えるため、ダイオードをかませて配線していました。(現在も)あれから30年近く経ち、どこかで「ラインを一本切れば・・」と写真入りの記事を読んだ記憶をたどりながら探していました。もし宜しければ、後から追加されている線の写真なんぞお願いできませんでしょうか?長々と申し訳ありません。どうかよろしくお願いいたします。