【2023年12月迄のご購入者様へ】「AIセミトラ・イグナイター」バージョンアップのお願い
ランチア デルタオートパワーウインドウ

【オートパワーウインドウ】完成!

 何とか完成しました。当たり前の事ですが、やっぱり色々苦労しました。大きな苦労は2点で、大きさと簡易挟み込み防止機能でした。

 大きさに関しては、取り付けに関わります。デルタのパワーウインドウスイッチはセンターコンソールに差し込んであるだけで、基本、引っ張れば抜けます。本来なら取り付けはセンターコンソールを外して裏側から攻めるんですが、折角引っ張るだけで抜けるパワーウインドウスイッチなんだからセンターコンソールを外したくない→パワーウインドウスイッチの穴を通れるユニットサイズにすればセンターコンソールを外さなくて済む。というわけで、取り付けにはドライバー一本いりません。スイッチを引っこ抜いて、ユニットをカプラーオンしてからスイッチ穴にユニットを押し込んでスイッチを元の位置に戻すだけです。

 簡易挟み込み防止機能に関しては、「なんか挟んだ!」と判定する方法が非常に悩ましかったです。自動車メーカーが元々車に組み込んでいる挟み込み防止機能は、ガラスの位置とモーターの動きの両方を頼りに挟み込みを判定できますが、こちらは電流の消費量からモーターの動きを想像するしかありません。なので、完全な挟み防止にはならず「簡易挟み込み防止機能」としました。
 具体的には、固いものを挟み込んで、ピタッ!とガラスが止まると挟み込み防止機能は機能しません。ガラスが締まり切ったと判定してその場で動作を止めるだけです。逆にジワリと閉まったりするような条件(ガラスレールに取り付けるタイプのサンバイザー装着車なんか)だと、挟み込み防止機能が「なんか挟んだ!」と判定して、ガラスを下げてしまいます。
 だいたいどの程度の力加減で簡易挟み防止機能が働くか動画に撮ってきました。

 挟み込み対象は、レジャー用のテントの中に敷くマットです。わりと厚くて弾力のあるものを巻いたものです。これを潰しきる手前の硬さで挟み込み判定が入る程度になっています。もちろん、もう少し硬めのものを挟めばもっと早く挟み込み判定します。
 とりあえず、これくらいの閾値だと、多少動きの悪いパワーウインドウでも誤動作しません。ただ、判定までにソコソコの力で挟んでしまうので、指とか挟まないように注意しないと危険です。ちなみに、手でガラスを抑えるとすぐに挟み込み判定します。

 個人的には、かなり使えると思うんですが、一般的にはどんなもんなんでしょうね~?

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