
今現在のオートパワーウインドウの回路基板です。
オレ様の場合、生基盤にパターンを印刷してエッチングで基盤を作成します。エッチングの都合上、銅を溶かす部分は最小限にしたいので、一般的な細い銅線でパターンを作るのではなく、写真の通り銅を細い線で区切ってパターンを作ります。個人的にはこちらの方が断線や容量不足を考えなくて済むので好きです。
よく見ると、赤丸の部分が大きく(といってもそもそも基盤が小さいので、ちょっとだけなんですが)銅を溶かしています。ここに電流センサーICが乗ります。基盤を自作しているとこういう隙間ってパターンを1本通せるんじゃないの?と思いますが、電流センサーICの下に配線を通すのはご法度のようです。電流センサーICはIC内に引き込んだ電流を、発生する磁場を計測して電流の流量を求めています。なので、電流センサーICの下に配線を通すと、その電流まで一緒に測ってしまい正しい値が求められません。この辺は、当然データシートにも書いてあるんですが、あんまりよく読まないで本能的に回路を作るとやりがちなミスで、「あれー?なんか値が正しくないな~。こんないい加減なデータしか取れないの?」となりやすいです。
今回、色々試してみて電流センサーICは結構正確かつ微妙な所まで電流を読み取れることが分かりました。正直、夢が広がる!
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