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BMW MINI(R56)整備

ミニのリアハッチオープナーの加水分解

 素人ガレージのミニはR56型で、既に製造から10年を余裕で超えて、ゴム部品やプラスチック部品の劣化が激しいです。リアハッチのオープナースイッチのカバーもゴム製で、加水分解が進んで、1年位前に破れて取れてしまいました。

  これを純正で修理しようとすると、周辺部品までAssyで丸ごと交換になるので、非常に高価になります。たかがラバーカバー如きで、そんなにお金をかけたくないので、どうしたものかなぁ?と思っていたら、中華製でのこ部分だけの部品が売っていました。

 2,000円程度で、何処のネット通販でも売ってます。
 中華製なので、当然ちょっと微妙な所もあるし、純正ソックリそのままという訳でもないですが、まぁ、機能的にはイケます。

 取付には、まずは古い加水分解でベタベタになっているラバーの部分を綺麗に剥ぎ取ります。

加水分解で破れたオープナースイッチカバーを綺麗に撤去

 プラスチックのベースに、ゴムラバーが貼られているので、ピックツールやマイナスドライバーなんかで剥がしていけば、綺麗に全て剥ぎ取ることができます。

オープナースイッチについてるスイッチカバー
オープナースイッチについてるスイッチカバー

 中のスイッチには、上の写真のような四角いプラスチックの下駄が嵌ってます。これが無いと、ラバーを交換しても、うまくスイッチが押せないので、これも取り付けます。本当はスイッチ側に取り付けるものですが、取り付け用の爪みたいなのが劣化していてスイッチ側に固定できないので、ラバー側に張り付けます。

中華製オープナースイッチカバーの裏に、スイッチカバーを張り付け

 こんな感じで、グリップボンドでくっつけます。ボタンと貼り付けの都合上、逆向きに張り付けてます。

中華製オープナースイッチカバーを取り付けた

 少量のグリップボンドを塗って、車体に取り付けて完成です。
 操作した感じは、純正程の使い心地ではありませんが、まぁ、ちゃんと機能はします。純正だと、「だいたいコノ辺」みたいな感じで押せばよかったのが、スポットでラバーの真ん中部分の出っ張りを押す必要があるという程度です。わりと良く出来た中華製って感じですね。

 しかし、BMWって、昔からこういう所の作りが悪いというか、考え無しだと思います。国産車はもちろんの事、同じドイツ車でも、メルセデスなんかは、こういう所も結構気を使って作られているのが当たり前で、10年程度で劣化してしまうような素材は車外に使わないし、使うとしても、その部分だけ簡単に交換できるようになっているものですがねぇ。
 実は、他にも劣化して交換しようとしたら、Assy交換で、「はぁ?」となった部品があったりします。燃料タンクキャップを止めるゴムのバンドなんかも、ゴムバンドだけ欲しいのに燃料タンクキャップAssyでしか出ないし、サイドブレーキレバー先端のメッキカバーも、サイドブレーキAssyでしか出ませんでした。もうちょっと何とかならないもんかねぇ?

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