えーっと、また風邪ひいて寝込んでました。寝込んでたのはほんの数日だったんだけど、なかなか調子が戻らなくて折角の良い季節なのに大人しくしてました。体が弱いとこういうのがツライです。
前振りはこんなところで本題に行きますかね。
Z1000J系のヨーロッパ仕様って変なサイドスタントが付いてます。当時のルールに従った安全装置なんですが、素人ガレージのZ1100GPもヨーロッパ仕様で、この変な安全装置を装備しています。

こんな感じでサイドスタンドに3ポジションあります。
③のポジションは、普通にサイドスタンドを畳んでる状態なんですが、①と②が「なんのこっちゃ?」という感じです。これ、①が駐輪中のサイドスタンドの位置です。車両を起こすとサイドスタンドが重力でブランと下がって②の位置になります。つまり、①と②の間はスプリングとかが効いてなくてブラブラで、サイドスタンドが地面に着いてないと重力で垂れ下がって②の位置に。サイドスタンドを使って駐輪すると地面に着いたサイドスタンドに車重が加わって①の位置に移動する仕組みになってます。もちろん、②から①の位置に動く時は、その分車両が後ろに下がります。
「変なスタンド」と思いつつも、まぁそれはいい。問題はこのサイドスタントのポジションによる安全装置の動きなんです。
この3ポジションのうち、「サイドスタンドが出ている」とサイドスタンドスイッチが判定するのは②のポジションだけで、①と③はサイドスタンドが畳まれていると判定するようになっています。おかげで駐輪中でもサイドスタンドは①のポジションでサイドスタンドが畳まれているという判断になって普通にエンジンをかけて暖機運転なんかできます。問題はオートバイに跨って車両を起こすと起きます。
車両を起こすと、サイドスタンドが地面から離れてサイドスタンドがブランと②の位置に下がります。すると、サイドスタンドスイッチがサイドスタンドが出ていると判定します。サイドスタントが出ていると車両の安全装置が働いてエンジンが止まります。これがねぇ、超面倒くさい&格好悪い。だって、駐車中にエンジンをかけておいて、オートバイに跨って車体を起こすとエンジンが止まってサイドスタンドを畳んでからエンジンを掛けなおすっていうね。ニュートラルだったら誤操作も何も無いんだからニュートラルだったらサイドスタンドの安全装置を無視してくれればいいのにね。
そんな訳で、ニュートラルだったらサイドスタントの安全装置を無視する仕組みを考えます。


サービスマニュアルの配線図関係を見ると、何か変です。

青線で囲んだ部分がサイドスタンドスイッチ周りの配線図なんですが、横っちょに出てる3PとBK3Pのカプラーの接続先がありません。サービスマニュアルの他のページを見てもこのカプラーについての記述はないし。仕方ないので実車を確認してみます。

BK3Pはヘッドライトの中にある黒い3Pカプラーのことのようです。素人ガレージのZ1100GPはクラッチレバーの所にあるスターターロックアウトスイッチが付いてなくて、こいつはそのロックアウトスイッチをサイドスタンドスイッチで代用するような感じになってるみたいです。

3Pは燃料タンク下にあるコレのことのようです。ただ、全く解せないのがこの3Pカプラーがサイドスタンドスイッチに繋がってます。しかも、サイドスタンドスイッチ側は2極スイッチではなく4本の配線が纏まって行ってるように見えます。サッパリ分からん。

更に配線を追うと一部の配線が写真赤丸の謎リレーに接続されています。
「コイツは一体何者なの?」と燃料タンクを戻してテスターを当てながらサイドスタンドのポジションを変えてみると、青/白に12Vがかかるとエンジンが止まるエンジンのカットオフスイッチのようです。
今回の目的はサイドスタンドのポジションが②になってもエンジンが止まらないようにしたいだけなので、BK3Pのスターターのロックアウトは無罪で、エンジンのカットオフスイッチをニュートラルの時は効かないようにしてしまえばいい訳です。

というわけで、ちゃちゃっとリレーを追加して作業完了です。
ニュートラルの信号をヘッドライトケース内から取ったのと、リレーを動かす電源が必要だったので追加リレーの接続位置は燃料タンク下の3Pカプラー付近にしてます。
ニュートラルでもスターターのロックアウトスイッチは生きているので、サイドスタンドのポジションが②だとセルは回りませんが、ニュートラルの時のみエンジンのカットオフがされず、サイドスタンドを出しっぱなしでギヤを入れるとカットオフされるようになりました。スターターのロックアウトスイッチまでニュートラル連動させようとするともう1回路リレーが必要になるのでそこまではやらないです。サイドスタンドをブランブランさせたままセルを回すこともないしね。



コメント一覧
こんにちは、「何がなんでも速度警告灯」でお世話になりました。MACHⅢです。これでサイドスタンド件が便利になって良かったですね。
話は、少し変わりますが我がMACHも「サイドスタンド警告灯」を自作しました。オムロン製のスイッチを使ってタコメーター内のストップランプ球切れ警告灯の中にスタンドが出ているとランプが点灯するようにしています。アナログな回路ですが役に立ってます。純正のストップランプ球切れ警告灯は、不必要と思ってます。
ではまた
MACHⅢ様
ほんと、サイドスタンドが普通になって良かったです。Z1000J系のヨーロッパ仕様固有の部分は情報が少なく、しかも今回の件はサービスマニュアルにも載ってない謎仕様の上に、ロックアウトスイッチレスにする為に過去に配線を弄られている形跡があって、ぱっと見ではさっぱり解りませんでした。
ストップランプの球切れ警告はオレ様も「必要か?ウザいだけじゃね?」と思っていたんですが、W3に乗ると振動で配線が断線するし、W3やザッパーの油圧式ブレーキスイッチは動作が悪くてブレーキが点灯しているかタイミングがつかみにくく、結局ストップランプの球切れ警告灯に頼るようになりました。
純正仕様に拘りが無ければ、細かい仕様って自身の都合に合わせるのがいいですよね。オレ様は案外拘り無い派なのでZ1100GPのヘッドライトケースも大容量化したりしているわけですが。