最近のZ1100GP作業は燃料タンクにハマってます。
オレ様の手元には、新品・中古合わせて複数のZ1000J系燃料タンクがあるので、燃料タンクには困らないと思っていたものの、Z1100GP B2の燃料タンクが1本しかありませんでした。ちなみにオレ様が知る限りZ1000J系燃料タンクの種類は4種類あって、Z1000J初期・Z1000J&R・Z1100GP B1・Z1100GP B2に分かれてます。みんな外観は同じなんだけど、センダーの取付口形状とインジェクション用の燃料コック/リターンバルブの作りが違います。
で、1本しか無いZ1100GP B2用燃料タンクなんですが、実は程度がかなり悪い。マグネットで確認するとマグネットが付かない部分(つまりパテてんこ盛り)がタンクの左側に広域にある上に、タンク内に妙なコーティングがされてるんです。最悪、燃料コックとリターンの口をZ1000J系の綺麗なタンクに移植しちゃえばいいんだけど、とりあえずは今あるZ1100GP B2用燃料タンクを何とか出来ないか詳しく見ていきます。

そんな訳で、ヤバそうな所の塗装とパテを落としてみました。んー、ベッカンベッカンに潰れてます。一発で出来たへこみじゃないっぽいなぁ。4回~5回位?転んだ凹みじゃなくて、タンクを外して置いといた所に何をぶつけたみたいな感じです。例えば、納屋の奥に閉まって置いたの忘れてて、農具やトラクターの出し入れ時にガンガンにぶつけてたとか。
ただ、治せなさそうではないです。これなら引っ張れそう。気になるのは、タンク内の妙なコーティングかな。確実に剥がれるだろうから。
凹んだタンクの修正には、よくあるホットボンドを使った引っ張り出す奴を使います。こいつ、上手に使うと結構引っ張れるんですよ。しかも、タンクの金属を全く傷つけないんで、オレ様的にはお気に入りです。

引っ張りたい場所にホットボンドで治具を張り付けるんですが、この貼り付けにかなりコツがあります。普通にホットボンドでくっつけるだけじゃダメで、鉄板と治具をヒートガンで十分に温めた上にホットボンド自体も流れるまで温めてくっつけます。そこまで温めた上でしっかり冷やすと治具とタンクがしっかりくっつきます。冷やすのもただ15分位冷やしてもダメで、今の寒い時期でも30分以上、出来ればエアや冷却剤を使って徹底的に固めてやる必要があります。

治具を引っ張るのもコツがあります。一気に引っ張ると駄目です。少し引っ張って待つ。そしてまた少し引っ張るを繰り返します。しかも、治具が捻じれてくるんで、それを力で直しながら引っ張ります。
このタンクは中にかなり強力で厚いコーティングがされていたんで、時々「メリメリ」って感じでコーティングが剥がれながら鉄板が出てきました。
さて、この調子でどこまで直せるか?正直、燃料タンク内の樹脂系と思われる強力なコーティングが無ければかなり綺麗に治せるんですが、凹んだ形でコーティングされていてなかなか思い通りに形が戻せません。もう少し頑張ってみてどうするか考えます。
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