カワサキ Z1100GP B2

カウルの下準備を進めてます

 何かと忙しくて思い通りに作業が進まないZ1100GPの復活ですが、エンジンカバーの塗装が乾くまでの間にカウルの準備を進めています。
 とりあえず、プラスチック系のものから仕上げようと思うので、ビキニカウル・サイドカバー左右・テールカウルの4点を用意しました。

 中古部品で、既に表面を削って補修もしてあります。FRPのアフターパーツじゃなくて、状態のいい純正中古パーツなんですが、残念な事に3~4回ばかり重ね塗りされていて輪郭がぼんやりしてしまっていたので塗装を剥いでシャープさを取り戻そうと削りました。

 補修個所はビキニカウルに2か所で、一か所目は……

 ライト穴上の角の部分。ここは転ぶと確実に削れる部分で、中古部品はここが補修されていることが多いと思います。
 ただ、このカウルは転んで削れたという感じではなく、何かが当たって軽く削れ跡がついたものを修正したのか、過去の塗装の重ね塗り時に下作業でうっかり削ってしまったみたいな1mm弱程度の浅い削れで、軽くパテを乗せて修正しました。
 左右のバランスを考えるともう少し削っても良さそうなんですが、イマイチ輪郭がハッキリしなくて削り過ぎが怖いので、本気で整えるのはサフェーサー後にします。

 二か所目は……

 上記補修の内側部分でクラックが入ってました。
 クラックは特に修正もされていなかったので、270℃の半田ごてと3Dプリンター用のフィラメントを使って溶着した上に、いつも使ってる溶着剤で溶かしこんで張り付けてやりました。割れてなかった時と同じ位の強度は出ているはずです。実際手で力かけまくっても柔軟性を保ちつつガッチリくっついてました。あ、この柔軟性、Zのカウルにはとても重要です。取り付け時に歪む力が掛かりやすいので、柔軟性が無いとすぐにパリッっと割れるはずです。

 これ以外は特に補修個所は無いし傷らしい傷もありませんでした。よくサイドカバーのグロメットに刺す部分の突起や、その周辺が痛んでる事が多いんですが、今回使う部品はそういう痛みのない厳選品です。

 あと、オレ様的に大事なのはコレ。

 純正、しかも新車に使われてた証、コーションラベル!
 コーションラベルがあるかどうかでオレ様的には気分が変わります。気分の問題だし、良く出来たレプリカのラベルでもいいんだけど、何にしてもコーションラベルがあると一気にお宝感が増すんです。
 そういう人、他にもいませんか?

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