カワサキ Z1100GP B2

スプロケットカバー剥離と錆取り

 さて、既に取り外しているZ1100GPのスプロケットカバーですが、錆を取って綺麗に塗装し直したいんで、今の塗装を剥離することにしました。ただ、この季節に剥離剤の効果は薄いだろうから、ちょっと工夫することにしました。

 ようは、温度が低いから剥離剤の効きが弱い訳で、剥離したい母材を温めればいけるんじゃない?と考えて、まずはテストで剥離します。幸い、スターターモーターカバーが変な艶消し黒に塗られていて、それが汚いので剥離の実験に使ってみようと思います。スターターモーターカバーは新品のストック持ってるし。

 ヒートガンで生暖かくなるまで温めてから剥離剤を塗ってみたら、一気に剥離が進みました。剥離剤が冷たいからすぐに冷めちゃうけど、その時はヒートガンで少し炙ってやると、またすぐに剥離が進行します。これは使える手段だ!

 剥離剤2回塗りで綺麗に剥離できました。黒くポツポツ残ってるのは、錆と錆に食い込んでる塗装です。
 特に目立った凹みや曲がりは無いし、形状にも問題は無いけど、表面は点錆だらけで再利用する気にはならないな。

 とりあえず、ヒートガンを使った剥離は予想以上に上手くいったので本番です。

 まずは小さい部品のクラッチ調整ネジの蓋の部分。

 刷毛で剥離剤を塗ると一瞬でモジャモジャモジャ~っと剥離されてきました。

 綺麗に拭きとるとこんな感じです。黒い部分はアルミの錆です。側面もぐるっと一周錆にやられてるので、あとでペーパーがけして面出ししないとです。

 続けてスプロケットカバー行きます。

 モジャモジャ~っと調子よく剥離してたら、なんと!塗装の下からガスケットが出てきました……。マジかよ。

 一通り剥離ができました。アチコチ錆だらけなんでペーパー当てて磨きます。

 一通り錆を攫いました。200番台の荒いペーパーを使ったんで、塗装前に面を整えないとダメだけど、そもそも元の仕上げのペーパー跡が結構荒いんで、後日全体に磨き直しかな。
 磨きが終わったら塗装だけど、どうもこのアルミは錆びやすそうだから、裏も表も全部しっかり塗装した方がいいのかな?本当なら表だけの塗装にしたいところなんだけどなぁ。

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