Z1100GPのバキュームホース交換

　

　なーんか低回転でギクシャクしがちなZ1100GPですが、寝ながらモンモンと考えていてアヤシイ所に思い当たりました。
　Z1100GP B2の燃料制御はDジェトロなんですが、普通のDジェトロと違ってインマニの負圧をコンピュータで見ていません。コンピュータで見ているのはスロットルポジション、吸気温度、シリンダーヘッド温度だけで、インマニの負圧は燃料レギュレーターで燃圧の調整に使ってるだけです。という事は、二次エアを吸って正しい負圧が得られないと燃圧が下がらず、低回転でちょこっとアクセルを開けた時は燃料がリッチになってギクシャクしてもおかしくありません。

　二次エアを吸うとしたらバキュームホースなんで、バキュームホースを確認します。

　ひび割れとるがな。しかも、ニップルへの刺さりも緩くて全部簡単に抜けました。ん、これは間違いなくダメだ。

　手持ちのバキュームホースにトヨタのバキュームホースがあったんで、サッサと作り直すことにします。

　別にホースが硬くなってる訳ではないものの、トヨタのホースと比べるとトヨタのホースの何と良い事やら。

　たったこれだけのバキュームホースです。1，4番のスロットルから負圧を取って、燃料レギュレーターに刺さるだけです。

　今までは針金みたいなヒョロいホースバンドで有っても無くても同じみたいな止まり方だったのを、しっかりしたホースバンドで留めておきます。これでホース周りからの二次エアは防げるでしょう。
　ちなみに、高ブーストエンジンのデルタに使おうと思ってたホースとバンドだったりします。

　念のためにスロットルポジションセンサーも確認しておきます。
　スロットル全閉／全開の抵抗が正しいか、スロットルちょい動かし時に抵抗値がフラフラしないか測っておきます。

　どちらも全く問題無し。スロットルポジションセンサー自体も新車の時の合いマークが入ったままで、全く弄られてないみたいです。

　ここで試運転に出てみると、過去一調子よくなりました。が、まだガクつくことがあります。感覚的にはFCRで加速ポンプが合っていないときみたいな感じなんで、低回転アクセルちょい開けでまだ燃料が濃いっぽいです。
　んー、燃料レギュレーターの動きが悪い気がする。アクセル開けるとすこぶる調子いいんで、1気圧では正しい燃圧なんだろうけど、最大負圧が掛かった時に燃圧を下げきれてないんじゃないかな？どうしよう。