ふと、ZRX1200Sの下を見ると、なにやらフレッシュな液体の跡が……。ネコション?と思ってよく見ると、ラジエターの不凍液がたれてました。どうりで、2,3日前に信号待ちで不凍液臭かったはずだ。あの時は「誰だよ、不凍液漏らしてるのは!」って思ってすみません。オレ様でした。
ZRX1200S通勤号は毎日走ってナンボなので、早速修理しようにも純正ラジエターのお高さたるや、税金とか送料とかいれると7万円超えます。そんな金かけたくないんで純正互換社外品のコレにしてみました。税金送料込みで11,000円って中華製確定です。「非常に精度良く作られております」の言葉に釣られてみました。
発注して翌日にはこんなのが届きました。
観た感じ良さげです。気になるフィンの潰れも大したことありません。
早速交換ですが、サービスマニュアルによると燃料タンクを外して、カウルを外せと……。うん、やだ。燃料タンクはいいけど、カウルはかなり面倒です。それに、どう考えてもカウル外さずに行けそうなので、燃料タンクだけ下して作業します。
燃料タンクを下したあと、ラジエターのサイドカバーを外します。これは、ラジエターの下側のマウントとカウルのステーも兼用しているので、片側あたりボルト4個外さないととれません。更に、ホーンもぶら下がっているので、ホーンの配線も外しておきます。
サイドカバーを外したら、電動ファン用の配線と水温センサーの配線をカプラーから分離します。どちらもサーモスタット周辺にありますが、配線を辿っていけば分かりやすい場所にあります。
あとは、ラジエター上部のマウントを外すとラジエターが落ちるので、上下のラジエターホースを外して、フェンダー周りに傷を付けたくなかったら何かで覆ってから、上部マウントのネジを外します。
電動ファン、金網、水温センサーなんかを新しいラジエターに移します。
と、ここで中華トラブル発生です。製品の寸法自体はいいんですが、ブラケットの厚さが全部2倍位厚いです。
電動ファンや金網は、ブラケットにクリップを止めてそこにネジ止めしますが、ブラケットが厚くてクリップが止まりません。少し広げたくらいでは追いつきません。工具を差し込んでプライヤーで掴んで広げられるだけ広げてからブラケットに挟んでプライヤーで修正しないと付きません。そこまでやっても、金網はけっこう無理やりな感じにはなります。
あと、上部マウントブラケットのダンパーゴムは硬化してかなり扱いにくくなっていました。新しいのを用意しておいたほうが良かったです。
あとは、元通りに戻すだけで、総作業時間は4時間もかかってません。
値段が1/7と激安の割には、取り付けに関してはブラケットの厚さ位しか問題はありませんでした。中華製というと、切ったり削ったり曲げ直したり、下手したら溶接し直しなんて事もあるのに、まぁ許せる範囲じゃないかなぁ。ここから先はランテストですね。
ちなみに、このラジエター「あり」か「なし」かなら、私的には「5万キロ以上持つなら、あり」ですね。浮いた6万円で寿司でも食いに行こ~!
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