【2023年12月迄のご購入者様へ】「AIセミトラ・イグナイター」バージョンアップのお願い
カワサキ ZRX1200S

ZRX1200Sのスローを濃くする

 オレ様の通勤快速号ZRX1200Sは、小物入れの都合上、エアクリーナー無しの直キャブファンネル仕様です。当然、キャブレターはリセッティングしているんですが、それでもSJが薄すぎてスロットルを閉じると、アフターファイヤーで盛大にバンバン言います。でも、実は、バンバン言うのは嫌いじゃないんです。だって、漫然と運転している危険なタイプの4輪の運転手には、エンジンブレーキ一つで近くにオートバイがいる事を気付いてもらえるんで、安全なんですよ。
 とはいうものの、バンバン言いまくってる状態だと車検に通らない非合法な乗り物になってしまうので、スローを更に濃くすることにしました。

 今までの仕様だと、SJは#38で、スクリューは3半戻しなので、これ以上スローを濃くできず、SJを交換します。

ZRX1200Sの純正CVKキャブレターAC

 サクッとキャブレターを下ろしてきました。ZRX1100/1200系のCVKキャブレターは、アイシング防止にラジエターの水が通るようにできているので、取り外すのが面倒です。それでも、エアクリーナーボックスが無い直キャブファンネル仕様なので、アッサリ取り外せます。

CVKキャブレター用SJ(#42)

 今回使用するSJは#42です。ケーヒンのジェットはFCRとも共通なので、手に入りやすくて助かります。

 SJはフロートチャンバーの中に入っているので、キャブレターをひっくり返してフロートチャンバーを開けます。

CVKのフロートチャンバーを開けたところ

 アイシング防止用の配管が邪魔なので、先に配管を外した方が楽です。というのも、フロートチャンバーのネジって、どういう訳か固着してる事が多くて、ドライバーをキチンとかけないと舐めやすいからです。ここのネジは、「やばそうだな?」と思ったら頑張らずに、とっととショックドライバーさんに頼った方が面倒な事になりません。

CVKキャブレターのSJを交換しているところ

 フロートチャンバーが開いたら、こんな感じで、SJを交換します。細い穴の奥にあるので、普通のマイナスドライバーだとエラが張っているので入りません。オレ様はこんなのを使ってますが、安物らしい低性能っぷりで、使用にはちょっとコツがいりますが、SJの交換位は便利にこなせます。

 あとは元通りに戻して、パイロットスクリューの調整ですが、これは毎日実走しながら少しづつ「いい感じ」のところを探します。
 しかし、ガソリンまみれになりながら、こういうのやってると、マジでフルコンのインジェクションが欲しくなります。簡単だし、マップとか目に見えて分かりやすいし、ガソリン臭くならないし。あ、純正インジェクションは嫌ですよ?マップいじれないから。

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