カワサキ Z1100GP B2

Z1100GPのヘルメットホルダーブラケット溶接

 Z1000J系車両あるあるの一つにヘルメットホルダーブラケットの割れがあります。そんなに沢山の車両を見た事あるわけじゃないものの、ブラケットの根元がひび割れてるどころか、ブラケットが千切れてヘルメットホルダーが無くなっちゃってるなんてのも珍しくないです。

 さて、去年素人ガレージにやってきたZ1100GPのヘルメットホルダーはというと……

 盛大に割れてます。切れて落ちるのは時間の問題ですなぁ。
 ほっとく訳にもいかないんで、今回はコレを治します。

 鉄のブラケットなんで、治すなら溶接ですね。
 実は、溶接機持ってます。ちょっと前にアマゾンで安売りしてた溶接機を買ってあったものの、腰痛でソレどころじゃなくて、ずっと仕舞ってありました。溶接自体やった事なくて二の足を踏んでたってのもあるかなぁ。

 今回買った溶接機は、ノンガスのMIG溶接が出来る奴です。
 本体はこんな感じ。

 100V対応って謳い文句だったんだけど、中華製の100V対応ってのは110Vの事だったりします。確かに100Vでも動作するけど、より良い環境にするには110Vに昇圧した方がいいです。幸い素人ガレージにはCNCフライス用の大容量昇圧器があるんで、そこから電源を取ります。

 で、なになに?

 溶接ワイヤーをセットしてガイドに通してトーチを繋ぐのね。

 ふむ、用意は出来た。
 さて、テスト用の鉄板を用意して、生まれて初めての溶接をしてみますか。

 おー、なんかおもろいぞ。
 じゃんじゃん行ってみよう。

 電流変えながらバチバチやってみて、感想は「これはおもしろい」だな。えっとね、ただ溶接するだけならそんなに難しくないです。特に、今回はブラケットの点付けなんで、どれ位トーチを当ててればいいかが確認出来れば、あとはそんなに技術も必要なさそうです。

 よし、これならいける。

 千切れかかってるブラケットは、一旦切り離して溶接する為に塗装を捲っておきます。

 位置決めに仮付け。
 とりあえず、超簡単でこれ位ならコツもなんもないわ。

 はい、溶接出来ました。ガッチリくっついてます。これでもまた切れてくるようなら、次は裏側にガセットやリブを溶接かな。

 黒く塗装してから、ヘルメットホルダーをネジ止めして完成です。

 いやはや、溶接マジで楽しいわ。次は何を溶接しようかな?
 ただ、調子に乗って半袖半ズボンでやったらガッツリ溶接焼けしてしまった。溶接焼けっていう知識はあったんだけど、面白すぎて溶接焼けの保護するの忘れてたっていうね……。

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