最近、エアコンONでアクセルを踏み込むとエンジン周りからベアリングの音がするようになってきたんで何とかすることにしました。まぁ、17万キロも走ってるし、ベルトもテンショナーベアリングも寿命だろうし、ちょっと離れた所に出かけてる時にベルトが切れようもんなら帰って来られなくなるからね。
そんな訳でサクサクと作業します。
サーペンタインベルトを外すのは簡単で、オートテンショナーを適当なレンチでスライドさせれば外せます。


ベルトの状態は、走行距離の割にはかなりいいんじゃないかと。ただ、うん、まぁ、変え時ではあるかなぁ。
ベルトを外すは簡単なのに、オートテンショナーの脱着は恐ろしく大変です。というのも、オートテンショナーの固定ボルトにアクセスする為のサービスホールが無いんです。仕方ないんで、エンジンを動かしてオートテンショナーを近くのサービスホールに移動させないといけないんです。
エンジンを動かすんで、エンジンマウントを外してエンジンの下にジャッキを入れて前後左右丁度いい所になるように動かすんだけど、こちとら素人プライベーターなんでそんなに大掛かりな事は出来ません。なので、最低限の範囲で出来るように頑張ってみました。
まずは、エンジンを上に持ち上げられるようにオートテンショナー側のエンジンマウントを外します。

車体側のボルトだけ外してあげればエンジンを持ち上げられます。あと、エンジンの下側にもマウントがあるんでそっちも外しときます。……ココまでは簡単なんだけどねぇ。
次にエンジンをジャッキで持ち上げてオートテンショナーを作業できる場所まで移動させます。

この青丸の穴か、工具突っこんでる赤四角の穴に合わせるんですが、これが何とも。
青丸の穴まで持って行ければいいんだけど、そこまで持っていくには、かなりアチコチの部品を外した上にエンジンを支えているジャッキを動かすっていう大変さで、ちょっとやってられません。
対して赤四角の穴はジャッキで数センチエンジンを上げるだけなんで簡単に出来るんです。でもねぇ……。写真の通りサービスホールの手前側に鉄板があって真っすぐは工具が入らないんです。色々調べてみるとこの鉄板を切ったり曲げたりして工具を通してる例があるものの、この鉄板スポット溶接されててモノコックの構造材に見えるんですよ。曲げたくないし切りたくもない。でも、隙間はある訳で、写真の通り何とかしてアクセスします。
ちなみに、ここはT50のトルクスなんだけど、オレ様の場合はソケットにユニバーサルジョイントでエンジン位置を微妙に上下させて丁度いい所を見つけ出して回せました。もっと短いソケットや、ビットなんかだと楽に行けそうでした。次はトルクスのビットを用意してやってみよ(いや、もう2度とやらないだろうけど)。

新旧のオートテンショナーです。古い方のテンショナーベアリングは既に死んでいてジャラジャラしてました。あと、テンションも結構弱まってますね。ベルトが滑っちゃったり負荷かけて切っちゃったりする程じゃないけど、それでも変え時は過ぎてる感じ。

新しいオートテンショナーに交換してトルクレンチで締めます。この写真だとオートテンショナーへのアクセスが如何に厄介か分かりやすいですね。真っすぐ見ると、今回使ったサービスホールは見えないんですよ。これって、設計ミスだよねぇ、どう見ても。

新品のベルトを通してエンジンをかけておかしな所が無いか確認してマウントやら外したものやらを戻して完成!
大体2時間位かかったかなぁ?3時間はかかってないと思う。
オートテンショナーへのアクセス経路さえ決まればそんなに大変な作業じゃないんだけど、普通に考えたら次の交換前に乗り換えてるだろうから、もうコレっきりの作業かな。
あと、この時代のニッサン車って結構工具選ぶね。それともセレナだけかな?インチネジがあって16mmなんて普通見かけないレンチが必要なんですよ。セレナの整備の為だけに結構工具買ってる気がする。
おまけ

ドライブシャフトのブーツが破れてました。
暑くなる前に交換しないとなぁ……。あー、メンドクセ。
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