暇を見てはヤマハ初期型RZ(4L3/4U0)向け速度警告灯リレーの設計をしてるんですが、カワサキのものとは決定的な違いがあります。それは、警告灯の電球に流れる電流の向きが逆なんです。
カワサキの場合、電球には常に12Vが入っていて、マイナス側をアースに落とすか落とさないかで電球を点灯させてますが、ヤマハの場合は電球が常にアースに繋がっていて12Vを流すか流さないかで電球を点灯させています。
これ、アナログな物理リレーで考えるとどっちも同じ事なんですが、トランジスターなんかの半導体で考えると全く違う話しなんで、電気を受けるか出すかで制御の仕方が違うんです。
そんな訳で、プログラムはともかく基盤の作りは結構な違いになって、部品が足りないのでちょっと部品を買いに出かける事にしました。
こんな時はオートバイでぶらりと出かけるのがいいよね。
さて、何に乗っていくか?考えるまでもなくZ1100GPを出します。前回、プレッシャーレギュレーターを変えて燃圧を上げてから300キロ位走ったものの、まだまだ燃料が薄い感じがするのでもう少しその辺をいじってみます。

プラグを確認してみると、予想通りまだまだ薄い感じです。

なので、燃圧を上げます。
燃圧計は外しちゃってるんで、勘で上げます。多分3.5kg位になった筈。もう少し燃料ポンプには余裕がありそうだけど、そろそろ燃料ポンプが厳しい圧力になると思う。
燃圧を上げて、念のためにスパナをポケットに突っ込んで出発!

いつもの秋月さんに到着です。
燃料を多くしたお陰で少しトルクが太って乗りやすくなってます。が、まだ濃く出来そうな感じ。
往復してみて走りは悪くないです。ただ、やっぱりもう少し濃くしてみたいなぁ。あと、濃くしなくても、燃料ポンプ的にはかなり厳しい状態だと思うんで、燃料ポンプの寿命が心配です。
燃料ポンプについては色々調べてみた所、サンバーの燃料ポンプ(42021TC060)が互換がありそうなんで、手に入るうちに買っとこうかな。ちなみに、このサンバーの燃料ポンプ、日立ユニシア製です。元々は部品番号42021TC030だったものが42021TC040になったものの、何やら問題があったらしく日立ユニシアで42021TC060を作ったみたいな経緯があるっぽいです。
日立ユニシアっていうブランドの安心もあれば、長く愛されている(特に赤帽界隈)サンバーで酷使されてもへこたれない信頼性もあるし、なにより、どうも燃圧が結構高めに設定できるっぽいんです。サンバーってスーパーチャージャー付きのモデルもあるからかな?



コメント一覧
こんにちは
燃料ポンプが高圧の時に電源電圧は降下していないでしょうか
一度変動をご確認されるか試しにヘッドライトブースタのようにリレー入れてバッテリーから取れば改善されるかもと思いました
コメントありがとうございます。
それは盲点ですね。
増設しているUSB電源に付いている電圧計だと特に降下している感じは見られなくて「大丈夫そう」と思っていましたが、ポンプ付近で電圧が下がっている可能性はあります。
確か、純正で謎構造なポンプリレーが付いているはずなので、ポンプリレーとポンプ間の電圧をチェックしてみたいと思います。