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オートバイ

夏のオートバイ通勤はミシュランのアイツ

 某ハヤリ病のおかげで、すっかりテレワークも定着してしまったオレ様の仕事(本業)ですが、それでもオレ様は結構頻繁に(というか、ほぼ毎日)会社に通っています。東京のド真ん中にある会社まで毎日片道1時間近くオートバイで通うんですが、これがこの時期は暑い!特に渋滞の激しい朝晩は走行風もあんまり期待できなくて普通に乗っていると命にかかわります。

 そこで、オレ様はこの時期は空調服を着てオートバイに乗っています。バッテリーで回る扇風機の内蔵されたアレで、バートル(BURTLE)のAIR CRAFTです。生地は思いっきり薄くてペラペラで、扇風機のスイッチを入れるとパンパンに膨らみます。結果、汗の気化熱でソコソコ冷えるという仕組みです。

 バートルの私が使っているモデルは、風量が弱・中・強の3段階に設定できます。走行中はウインドブレーカー状態で基本的に風を切ってしまってメッシュ服のようには風が入りません。袖口から風が入る程度です。停止すると扇風機の風が体全体に回ります。汗ばんでいると気化熱でヒンヤリします。

 ただ、当然万能ではありません。それなりに弱点もあります。

 第一に、「うるさい」
 風量が弱なら、まぁ大した事ないんですが、強だとアイドリング中の1200CCのエンジン音に負けない勢いで唸ります。ファンの高回転音なので、苦手な人は本当にイヤな音に感じるかもしれませんが、オレ様は「うるさいなー」程度です。

 第二に、「バッテリーが重い」
 ソコソコ大きいバッテリーで、朝晩1時間づつの2時間使用でバッテリー容量の半分位を使います。なかなかの容量なので、大きくて重たいのは仕方ないんですが、それにしてもズッシリきてバッテリーの重さで服がズレてきます。

 第三に、「生地が弱い」
 本当にペラッペラの薄い生地です。何処かに引っかければすぐに破れると思います。なのに風を中に溜める構造上、ウインドブレーカーとしての機能は結構立派で風が入ってきません。つまり走行中の走行風は切ってしまって、走行風は袖口から入ってくる程度になります。
 生地の弱さは、バッテリーの重さととても相性が悪く、バッテリー収納用の内ポケットの配線が通る部分は早々に切れてきました。

配線の通っているポケットの縫い目は糸が切れて縫い直しが必要

 第四に、「避けないといけない状況がある」
 これは、製品の仕組み上、致し方なしというか、当たり前の事なんですが、大型車の横、特にエンジン付近は近づいて止まったらダメです。扇風機で外の空気を吸い込んで気化熱で冷やしている特性上、あまりに暑い空気を吸い込むと汗が出るよりも気化する方がずっと早くなって、ひたすら熱風を浴びてるだけの状態になります。「あちちちち!」となりますが、そんな時はだいたい渋滞中で逃げることも出来ないという状態に。特に扇風機のすぐ内側部分はやけどしそうな程熱くなります。
 ある程度交通の流れを予測して、大型車(特に観光バスがヤバい!)の横にならないように工夫して乗るのが無難です。

 この辺が、オレ様が使ってみて弱点と感じた部分です。
 ぶっちゃけ、高速道路なんかで巡行できるような条件が整っている時は、メッシュジャケットとかの方が走行風を体一杯に浴びられて涼しいと思います。ただ、一般道で特に混雑で中々速度が乗せられない時に、涼を取るにはかなり効果的でもあります。ようは使い方次第なんですが、真夏の東京の通勤渋滞には今の所コレに勝るものはない状態ではないでしょうか。

 ※ちなみに、保冷剤を何個もセットして着るベストも試しましたが、空調服の方が圧倒的に快適です。

それでは皆さん、Godspeed.

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